カミーユ「大尉以外の呼び方を考えているときにそれは野暮ってもんですよ」
アムロ「それもそうだがな」
カミーユ「じゃあ考えて下さいよ」
アムロ「じゃあ…クワトロさん、でいいんじゃないか？」
カミーユ「うーん…」
4：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 22:35:44.59 ID:sVQSaISj0
ﾌﾟｼｭｰ
エマ「話は聞かせてもらったわ」
カミーユ「エマさん！いきなりなんなんです！？」
エマ「ここは先輩で行くべきね！」
アムロ「なぜだ？」
エマ「先輩という呼び名には様々な思いを込められるわ」
5：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 22:39:35.57 ID:sVQSaISj0
エマ「時には尊敬…時には侮蔑…」
エマ「先輩という言葉自体にたいした意味が無い分、言うがわの気持ちも込めやすいのよ」
カミーユ「は、はぁ…」
エマ「その上言われた側は尊敬されていると錯覚しやすくなるわ」
カミーユ「なるほど！」
エマ「それじゃあ、またね」
ﾌﾟｼｭｰ
6：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 22:44:25.31 ID:sVQSaISj0
カミーユ「先輩…か」
アムロ「アイツが先輩らしいことしてくれたことがあったか？」
カミーユ「ないですけど？」
アムロ「そうか…今度からは先輩らしくなるだろ」
カミーユ「なりますかね？」
アムロ「あぁ、絶対に先輩風吹かしてくる」
7：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 22:47:05.00 ID:sVQSaISj0
ﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯ
艦内放送『敵機確認、総員第一種戦闘配置』
カミーユ「敵か！」
アムロ「カミーユ、行くぞ！」
8：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 22:49:48.26 ID:4lmu8Tb50
ほぉ
9：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 22:50:19.37 ID:sVQSaISj0
モビルスーツデッキ
クワトロ「カミーユ、Zの修理は完全なものではない、今回は援護に回れ」
カミーユ「はい、先輩」
クワトロ「っ！」
カミーユ「どうかしましたか？」
クワトロ「いや…なんでもない！クワトロ・バジーナ、百式出る！」
13：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 22:53:47.09 ID:sVQSaISj0
クワトロ「先輩か…そうだな…確かに私は先輩だ…」ﾎﾞｿﾎﾞｿ
クワトロ「なかなかどうして、悪くない響きd」
ドゴォーーン
クワトロ「被弾しただと！？いったいどこから」ｱﾀﾌﾀ
カミーユ「なにやってんです！」
14：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 22:58:26.06 ID:sVQSaISj0
クワトロ「そこか！」ﾊﾞｷｭｰﾝﾊﾞｷｭｰﾝ
ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ
カミーユ「先輩、援護します！」ﾊﾞｷｭｰﾝ
クワトロ「っ！」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ
クワトロ「(ここはいいところを見せねば…私は先輩なのだから！)」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ
クワトロ「接近戦をしかけ…」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ
ボォーーン
15：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 23:03:58.61 ID:h4AU7odJ0
俺が二年になる前に部活をやめる理由はこれが怖いから
16：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 23:04:37.35 ID:sVQSaISj0
アーガマ
アムロ「気に病むな、今回のことはアイツが悪いんだ」
カミーユ「でも…ボクが軽い気持ちで先輩だなんて呼んだせいで大尉は！」
アムロ「ボーッとしてて被弾し、機体の状況も把握できない…どこにお前が気にすることがある？」
カミーユ「でも…」
アムロ「あの後お前が敵機を恐るべき早さで落としたおかげで奴は回収され、治療を受けている」
アムロ「感謝こそされど恨まれる筋合いなど無い」
18：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 23:07:44.61 ID:sVQSaISj0
カミーユ「それもそうですね」
アムロ「あぁ、部下に罪悪感を感じさせる…最悪な先輩だよ」
カミーユ「つまり先輩は先輩でも大尉は」
カミーユ「見下げ果てた先輩ですね！」
おわり
19：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 23:08:13.55 ID:MX84f9Fo0
アムロ確信犯www
17：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします：2012/05/18(金) 23:05:58.38 ID:1yGLxejf0
先輩・・・
