機動戦士ガンダム　徹子の部屋

「わぁおもしろ～い。もう一回言ってくださる？」

ｼｬｱ｢｣

徹子｢パイロットをなされてるんですって？｣

ｼｬｱ｢ええ、一応軍人ですし、ザクとかズゴ｣

徹子｢あなたその帽子みたいなのなんなの｣

ｼｬｱ｢え、あ、えと、仮面で｣

徹子｢役者の方？｣

ｼｬｱ｢いや軍人です｣

ｼｬｱ｢ええ、まぁ｣

徹子｢アズマヤさん｣

ｼｬｱ｢あの、アズナブルです｣

徹子｢はい？｣

ｼｬｱ｢いや、名前、アズナブルです。アズマヤじゃなくて｣

徹子｢あら！やだ間違えちゃったわーオホホホ｣

ｼｬｱ｢い、いや仕方ないですよ｣

徹子｢ごめんなさいねぇ。お名前、よく間違えられたりするんじゃありません？｣

ｼｬｱ｢え、いや無いことはないんですけど、アズマヤってなかなか｣

徹子｢そう｣

徹子｢はいこんにちは黒柳徹子です。本日のゲストはこの方、マリーダ･クルスさんです。どうぞ｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢失礼します｣

徹子｢あらあら、かわいらしいお顔でいらっしゃる｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢い、いえ、そんなことは｣

徹子｢背も高いんですねぇ｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢じ、自分は強化されｔ｣

徹子｢可愛いお顔ですこと｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢え、いやそれさっき｣

徹子｢ささ、お座りください｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢は、はあ｣

徹子｢改めまして本日のゲスト、マリーダ･クルスさんです｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢どうも｣

徹子｢ホントに可愛らしくていらっしゃる｣

ﾏﾘｰﾀﾞ(ここだっ！)

ﾏﾘｰﾀﾞ｢いえ、徹子さんほどではありませんよ｣

徹子｢あら嬉しい。じゃあ早速だけど、なにか美容の秘訣とかお話ししてくださる？｣

徹子｢ええ。可愛いお顔に、きれいな肌。なにか秘訣があるんじゃなくって？｣

ﾏﾘｰﾀﾞ(マズい……なにも美容に気を使ってないぞ…。……だが、ここで無いとか言ったら、番組的にも…マスターへの面目もない…！……そうだ)

ﾏﾘｰﾀﾞ｢ええ、気にしてることはありますよ｣

徹子｢あら、なにかしら｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢ローションです｣ｷﾘｯ

徹子｢へ？｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢ロ ー シ ョ ン で す｣

徹子｢あははっ、おもしろーい！｣

ﾏﾘｰﾀﾞ(よし！)

ﾏﾘｰﾀﾞ｢ローションおすすめですよ｣

徹子｢なるほど、美容クリームではなくローション…ふふっ、あなた面白いわね｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢ありがとうございます｣

ﾏﾘｰﾀﾞ(ふっ、他愛もない。このまま押し切ｒ)

徹子｢その髪型はどういうものなんですの？｣

徹子｢あなた…ふふっ、おもしろい髪型しておられるわね｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢ど、どうも…｣

ﾏﾘｰﾀﾞ(ツッコみたい…徹子さんの髪型も面白いですねって言いたい……だが、相手は芸能界の重鎮、ましてやここは徹子の部屋、ヤツのテリトリー！…このまとわりつくような感覚…くそっ、言ってはならないんだ…)

徹子｢そういうの、盛りって言うんですっけ？キャバクラとか風俗嬢の方々に人気なんでしょう？｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢そ、そうなんですか。特に私は…｣

ﾏﾘｰﾀﾞ(過去がバレてる…!?)

徹子｢触ってもいいかしら｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢あ、どうぞ｣

徹子｢わー盛り盛りー！この髪型おもしろーい！｣ﾏﾌﾏﾌ

ﾏﾘｰﾀﾞ｢そ、そうですか｣

ﾏﾘｰﾀﾞ(ホントにお前が言うなと言いたい)

徹子｢まぁ私が言うなってハナシなんですがね｣

ｶﾞﾁｬ

ｽﾀｯﾌ｢弁当でーす｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢あ、どうも｣

ﾄﾛﾜ｢……｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢肉と魚、どっちがいい？｣

ﾄﾛﾜ｢……｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢……？｣ﾂﾝﾂﾝ

ﾄﾛﾜ｢……魚｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢そうか｣ｶﾞｻｺﾞｿ

ﾏﾘｰﾀﾞ｢緊張か｣

ﾄﾛﾜ｢いや、寝てた｣

ﾏﾘｰﾀﾞ｢…そうか｣

ﾏﾘｰﾀﾞ(目を開けたまま寝てたのか……マスター、早く迎えにきてください)

ｶﾞﾁｬ

ﾏﾘｰﾀﾞ｢っ!!マスター！｣

刹那｢ちがう、マイスターだ｣

刹那｢ああ｣

ﾄﾛﾜ｢無事か｣

刹那｢問題はない｣

ﾄﾛﾜ｢自我は保っているか｣

刹那｢俺がガンダムだ｣

ﾄﾛﾜ｢了解した｣

刹那｢次はお前だ、トロワ･バートン｣

ﾄﾛﾜ｢ああ、俺の最後の大舞台だ｣ｽｸｯ

ｶﾞﾁｬ

ｽﾀｯﾌ｢トロワさんお願いします｣

ﾄﾛﾜ｢始めるか…俺の自爆ショー｣

ｶﾞﾁｬ

ﾊﾞﾀﾝ

ﾏﾘｰﾀﾞ｢……マスター…｣

刹那｢マイスターだ｣

ﾄﾛﾜ｢…よろしく頼む｣

徹子｢アナタその前髪、私が見えております？｣

ﾄﾛﾜ｢問題はない｣

徹子｢寡黙な方ですわねぇ。お友達の方々とは、普段どういう会話をしておられるのですか？｣

ﾄﾛﾜ｢…自爆｣

徹子｢はい｣

ﾄﾛﾜ｢死ぬほど痛い、と｣

徹子｢…そうですわね。自爆テロなどの悲惨な出来事が、世界の子供を巻き込んでいる現状についてのお話などをしておられる…と。そういう姿勢は、素晴らしいと思います｣

ﾄﾛﾜ｢大使としての活動もまた素晴らしいと思う｣

徹子｢ありがとうございます。…ところで、普段は何を｣

ﾄﾛﾜ｢サーカスとして各地をまわっている｣

徹子｢サーカス!?きゃーすごーい！なにか見せてくださらない？｣

ﾄﾛﾜ｢…ﾋﾟｨ(口笛)｣

ボン

鳩｢クルックー｣